現在疾病において死亡原因の上位にくるのは、「ガン」や「心筋梗塞などの心疾患」、「脳卒中などの脳血管疾患」などの生活習慣病で占められています。肉類中心の食生活の変化や生活習慣が夜型に移行するなど、世の中の社会システムの大きな変革なども相まって、私たち日本人の疾病の様相も大きく変化してきています。そこで今注目されてきているのが『予防医学』なのです。

そもそも「予防医学」とは病気にかからないように予防することであって、その対岸として、病気になったら治療するのが「治療医学」です。私には予防医学は、病気を未然に防ぐことのみならず、寿命を延ばす「延命」、傷害が起きるのを未然に防ぐこと、そして身体的・精神的健康への増進、例えば病気にならないための運動なども含めて予防医学の一環ではないかと思えるのです。たとえ病気にかかったとしても病気の進行を抑えたり遅らせたりすること、それに加えて再発を防止することも予防医学の勤めではないでしょうか。

社会は今後もますます複雑化・多様化していくものと思われます。このような大きな社会変革が私たちの健康にどのような影響を与えていくのか、まだまだ未知数でいっぱいです。私たちの健康に対する深い思い入れや天寿を全うするまで健康でありたいという強い願望は、医学界を刺激し研究に拍車がかかるかもしれません。医学を中心にそれに関連する様々な分野において、疾病と人の心身との係わり合いの分析・研究が加速し、治療医学とともに予防医学も進展していくに違いありません。それらの実践結果を踏まえ、私たちはそれを生活習慣に取り入れていくことこそ、私たちの予防医学となるのです。

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